徒然016 [クルマ!!]
前言を翻すと言いますか、自己矛盾と言いますか、舌の根も乾かぬうちにと言いますか。
クルマ探しを諦めたわけではない私。
小振りなワゴン車というものにいつも心を惹かれているのです。
一例としてこんなの。
ゲルマン車にどっぷりなので、こういう小粋なラテン車に乗っておしゃれ心とはこういうものだ、っていうものを学ぶのもいいかな?なんて思ってみたりもします。思うだけね。
他のも気になるクルマがあらわれては消え、消えてはあらわれます。楽しいやら困ったやら。
でも、そういった移り気が許されるのも、本拠地がしっかりしているから故。故の安定故の悲しさ。ふぇーん。
我こそは和尚さんの次のクルマを推薦する!という奇特な方がいらっしゃったら諸手を上げて歓迎いたしますよ。ハイ。
こんなクルマを見に行ったりもするノーコンセプトな野郎でもあるのです。
徒然015 [クルマ!!]
いつもクルマの「それらしい」話はしていますが、自分のクルマを明らかにした事がありませんでした。
なぜか?
「誤解を招きそうな」クルマだから。w。
もう、2代目で2台目。あしかけ5年?6年?くらいになります。
購入当初でこそ「誤解を招きそうな」感じがぷんぷんしていましたが、最近はマダムや若い女の子も乗ったりしている姿もちらほら散見できるようになってきたので、そろそろここいらでカミングアウトしちゃおうかな?ってな感じですよ。はい。
ご覧の通りのゲレンデヴァーゲンです。この色だから救われるでしょ?w。そんなことない?
このクルマに巡り会うまでの私のクルマ遍歴と言いますか巡礼と言いますか行脚?っていうの?はそれはもう大変なものでした。
「小説を書くという事は、野原を崖を登るように歩くことだ」という開高健氏の言葉もありますが、私のクルマ道はまさにそれでした。
「みんなが認めていない無印良クルマを私だけが見つけてやる!」
こんなのぼせ上がった意気込みでクルマ選びをし、そして買い換えを続けて参ったわけです。
要は金がなかったわけなんですが、こんなクルマ暮らしをすればもっと金がなくなります。
で、家人から「待った!」がかかりました。
「少々高くてもいいから、10年乗れるクルマを探しなさい!」
さぁ大変です!私は10年乗れるクルマを探していたのではなくて「クルマを買い替える行為」が好きなんですから。
でも、家人の命令も魅力的に感じました。少なくともそのときは……。
そのときからの私のクルマ選びには目覚ましいものがありました。明けても暮れても中古車雑誌やカーセンサー.ネットと首っ引きです。クルマ選びなんていう感じではなくて「車種選定」というような厳しさがあったように記憶しています。w。
で、見つけたのがゲレンデヴァーゲンでした。
かっ飛ばす趣味がない私には、普通に走れて頑丈で荷物がたくさん積めて他の人が乗っていなく飽きがこない、という完璧なクルマに見えたのです。
しかし、予算的にはかなりオーバーしていました。でも「これしかない!」と思った私が家人にノミネート車を告げると「いいんじゃない」とあっけなく承諾。かえって戸惑ったのを憶えています。
そうして我が家にやってきたゲレンデヴァーゲンは89年式のショートボディ。最近街中でよく見かけるような軟派な風情はみじんも感じさせないまさしく「軍用車」。走りも同乗者、運転者に多少我慢を強いるものでしたが、私は大変気に入って我が物顔で乗り回していたある日、とあるトンネル内でダンプカーにオカマをほられて全損。今のクルマに買い換えを余儀なくされたのでした。
不可抗力で探すための時間的猶予もあまりなかった今のゲレンデですが、たまたまアタリだったらしく、今のところ大きなトラブルに見舞われたこともなく、維持費もおなじクラスの国産車とそれほど変わらない感じだと思います。
家人の予想は大いに当たり、買い換え好きの私の癖はなりをひそめて、当分こいつに乗るのでは?という大いなる不安と共に生きています。w。
だって、このクルマ以外に良いクルマが見当たらないのです。自画自賛か。w。